番号質問回答ステータス次回出題日
0逢ひ見ての 後の心に
くらぶれば
昔は物を 思はざりけり02007/12/14
1秋風に
たなびく雲の
絶え間より
もれ出づる月の 影のさやけさ02007/12/14
2秋の田の
かりほの庵の
苫をあらみ
わが衣手は 露にぬれつつ02007/12/14
3明けぬれば 暮るるものとは 知りながらなほ恨めしき 朝ぼらけかな02007/12/24
4浅茅生の 小野の篠原 忍ぶれどあまりてなどか 人の恋しき02007/12/15
5朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに吉野の里に 降れる白雪02007/12/24
6朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえにあらはれわたる 瀬々の網代木02007/12/14
7あしびきの 山鳥の尾の しだり尾のながながし夜を ひとりかも寝む02007/12/15
8逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに人をも身をも 恨みざらまし02007/12/13
9天つ風 雲の通ひ路 吹き閉ぢよ乙女の姿 しばしとどめむ02007/12/22
10天の原 ふりさけ見れば 春日なる三笠の山に 出でし月かも02007/12/14
11あらざらむ この世のほかの 思ひ出にいまひとたびの 逢ふこともがな02007/12/14
12あらし吹く 三室の山の もみぢ葉は竜田の川の 錦なりけり02007/12/14
13有明の つれなく見えし 別れより暁ばかり 憂きものはなし02007/12/24
14有馬山 猪名の笹原 風吹けばいでそよ人を 忘れやはする02007/12/14
15淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声にいく夜ねざめぬ 須磨の関守02007/12/14
16あはれとも いふべき人は 思ほえで身のいたづらに なりぬべきかな02007/12/22
17いにしへの 奈良の都の 八重桜けふ九重に にほひぬるかな12007/12/22
18今来むと いひしばかりに 長月の有明の月を 待ち出でつるかな02007/12/13
19今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを人づてならで いふよしもがな02007/12/15
20憂かりける 人を初瀬の 山おろしはげしかれとは 祈らぬものを02007/12/16
21恨みわび 乾さぬ袖だに あるものを恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ02007/12/22
22大江山 いくのの道の 遠ければまだふみもみず 天の橋立02007/12/14
23おほけなく うき世の民に おほふかなわがたつ杣に 墨染の袖02007/12/14
24奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の声聞く時ぞ 秋は悲しき02007/12/14
25小倉山 みねのもみぢ葉 心あらば今ひとたびの みゆき待たなむ02007/12/14
26音に聞く 高師の浜の あだ波はかけじや袖の ぬれもこそすれ02007/12/13
27思ひわび さても命は あるものを憂きに堪へぬは 涙なりけり02007/12/13
28かくとだに えやは伊吹の さしも草さしも知らじな 燃ゆる思ひを02007/12/14
29かささぎの 渡せる橋に 置く霜の白きを見れば 夜ぞふけにける02007/12/14
30風そよぐ ならの小川の 夕暮はみそぎぞ夏の しるしなりける12007/12/22
31風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ砕けて物を 思ふころかな02007/12/22
32君がため 惜しからざりし 命さへ長くもがなと 思ひけるかな02007/12/22
33君がため 春の野に出でて 若菜つむわが衣手に 雪は降りつつ02007/12/22
34きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに衣かたしき ひとりかも寝む02007/12/22
35恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり人知れずこそ 思ひそめしか02007/12/22
36心あてに 折らばや折らむ 初霜の置きまどはせる 白菊の花02007/12/22
37心にも あらでうき世に ながらへば恋しかるべき 夜半の月かな02007/12/22
38来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに焼くや藻塩の 身もこがれつつ12007/12/22
39このたびは 幣も取りあへず 手向山紅葉の錦 神のまにまに02007/12/22
40これやこの 行くも帰るも 別れては知るも知らぬも あふ坂の関02007/12/22
41さびしさに 宿を立ち出でて ながむればいづこも同じ 秋の夕暮12007/12/22
42忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は物や思ふと 人の問ふまで02007/12/22
43白露に 風の吹きしく 秋の野はつらぬきとめぬ 玉ぞ散りける02007/12/22
44住の江の 岸に寄る波 よるさへや夢の通ひ路 人目よくらむ02007/12/22
45瀬を早み 岩にせかるる 滝川のわれても末に 逢はむとぞ思ふ02007/12/22
46高砂の 尾上の桜 咲きにけり外山の霞 立たずもあらなむ02007/12/22
47滝の音は 絶えて久しく なりぬれど名こそ流れて なほ聞こえけれ02007/12/22
48田子の浦に うち出でて見れば 白妙の富士の高嶺に 雪は降りつつ12007/12/24
49立ち別れ いなばの山の 峰に生ふるまつとし聞かば 今帰り来む02007/12/22
50玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば忍ぶることの 弱りもぞする02007/12/22
51誰をかも 知る人にせむ 高砂の松も昔の 友ならなくに02007/12/22
52契りおきし させもが露を 命にてあはれ今年の 秋もいぬめり02007/12/22
53契りきな かたみに袖を しぼりつつ末の松山 波越さじとは02007/12/22
54ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川からくれなゐに 水くくるとは02007/12/22
55月見れば 千々に物こそ 悲しけれわが身ひとつの 秋にはあらねど02007/12/22
56筑波嶺の みねより落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる02007/12/22
57長からむ 心も知らず 黒髪の乱れて今朝は 物をこそ思へ02007/12/22
58ながらへば またこの頃や しのばれむ憂しと見し世ぞ 今は恋しき02007/12/22
59嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間はいかに久しき ものとかは知る02007/12/22
60嘆けとて 月やは物を 思はするかこち顔なる わが涙かな02007/12/22
61夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを雲のいづこに 月宿るらむ02007/12/22
62名にし負はば あふ坂山の さねかづら人に知られで くるよしもがな02007/12/22
63難波江の 蘆のかりねの ひとよゆゑみをつくしてや 恋ひわたるべき02007/12/22
64難波潟 短き蘆の ふしの間も逢はでこの世を 過ぐしてよとや02007/12/22
65花さそふ 嵐の庭の 雪ならでふりゆくものは わが身なりけり02007/12/22
66花の色は 移りにけりな いたづらにわが身世にふる ながめせし間に02007/12/22
67春過ぎて 夏来にけらし 白妙の衣ほすてふ 天の香具山02007/12/22
68春の夜の 夢ばかりなる 手枕にかひなく立たむ 名こそ惜しけれ02007/12/22
69ひさかたの 光のどけき 春の日にしづこころなく 花の散るらむ02007/12/22
70人はいさ 心も知らず ふるさとは花ぞ昔の 香ににほひける02007/12/22
71人もをし 人もうらめし あぢきなく世を思ふゆゑに 物思ふ身は02007/12/22
72吹くからに 秋の草木の しをるればむべ山風を あらしといふらむ02007/12/22
73ほととぎす 鳴きつる方を 眺むればただ有明の 月ぞ残れる02007/12/22
74御垣守 衛士の焚く火の 夜は燃え昼は消えつつ 物をこそ思へ02007/12/22
75みかの原 わきて流るる いづみ川 いつみきとてか 恋しかるらむ02007/12/22
76見せばやな 雄島のあまの 袖だにも濡れにぞ濡れし 色はかはらず02007/12/22
77陸奥の しのぶ もぢずり 誰ゆゑに乱れそめにし 我ならなくに02007/12/22
78み吉野の 山の秋風 小夜ふけてふるさと寒く 衣うつなり02007/12/22
79村雨の 露もまだひぬ 槙の葉に霧たちのぼる 秋の夕暮12007/12/22
80めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に雲隠れにし 夜半の月かな02007/12/22
81ももしきや 古き軒端の しのぶにもなほあまりある 昔なりけり02007/12/22
82もろともに あはれと思へ 山桜花よりほかに 知る人もなし02007/12/22
83八重葎 しげれる宿の さびしきに人こそ見えね 秋は来にけり02007/12/22
84やすらはで 寝なましものを 小夜ふけてかたぶくまでの 月を見しかな02007/12/22
85山川に 風のかけたる しがらみは流れもあへぬ 紅葉なりけり02007/12/22
86山里は 冬ぞさびしさ まさりける人目も草も かれぬと思へば02007/12/22
87夕されば 門田の稲葉 おとづれて蘆のまろやに 秋風ぞ吹く12007/12/22
88由良の門を 渡る舟人 かぢを絶えゆくへも知らぬ 恋の道かな02007/12/22
89世の中は 常にもがもな 渚漕ぐあまの小舟の 綱手かなしも02007/12/22
90世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる02007/12/22
91夜もすがら 物思ふころは 明けやらで閨のひまさへ つれなかりけり02007/12/22
92夜をこめて 鶏の空音は はかるともよにあふ坂の 関はゆるさじ12007/12/24
93わが庵は 都のたつみ しかぞ住む世をうぢ山と 人はいふなり02007/12/22
94わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の人こそ知らね 乾く間もなし02007/12/22
95忘らるる 身をば思はず 誓ひてし人の命の 惜しくもあるかな02007/12/22
96忘れじの 行く末までは かたければけふを限りの 命ともがな02007/12/22
97わたの原 漕ぎ出でて見れば ひさかたの雲ゐにまがふ 沖つ白波02007/12/22
98わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと人には告げよ あまのつり舟02007/12/22
99わびぬれば 今はた同じ 難波なるみをつくしても 逢はむとぞ思ふ02007/12/22